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リスキリング×転職——国の補助金を活用して年収アップした私の体験
「リスキリング」という言葉をよく耳にするようになった。政府が推進し、企業も社員に学習機会を提供し始めている。でも正直なところ、「なんとなく良さそう」で終わっている人が多いのではないだろうか。
私は営業職からスタートし、経営企画・事業企画・M&Aと、約10年かけてキャリアをシフトしてきた。この過程は振り返れば「リスキリングの連続」だった。未経験の領域に踏み込むたびに新しいスキルを習得し、転職・異動を重ね、結果として年収は+400万円以上になった。
この記事では、私の実体験をもとに、リスキリングと転職を組み合わせる具体的な方法、そして国の補助金・支援制度をどう活用するかを解説する。特に「大企業勤めで転職を考えているが何から始めればいいかわからない」という方に読んでほしい。
1. リスキリングと転職を組み合わせると何が起きるか
リスキリングとは、端的に言えば「今持っていないスキルを新たに習得すること」だ。単なる勉強や資格取得とは少し意味合いが違う。労働市場で価値のあるスキルを意図的に身につけるという点が核心にある。
転職単体では、今持っているスキルの「相場」で評価される。同業他社に行けば給与は多少上がるかもしれないが、劇的な変化は起きにくい。一方、リスキリング単体では、スキルはあっても市場評価(給与)に反映されるまでに時間がかかる。
この2つを組み合わせると、掛け算が起きる。
- スキルを習得する → 「できることの幅」が広がる
- 転職する → 新しいスキルが市場価値として評価される
- 新しいポジションでスキルを磨く → 次のステップへの準備が整う
私の場合、このサイクルを繰り返すことで、営業職の年収水準から、M&A・事業開発職の年収水準へと段階的にシフトできた。一度の転職で一気に上がったわけではない。小さなリスキリングと小さな転職を積み重ねた結果だ。
特に大企業では、社内異動でスキルを試す機会もある。私は最初、転職ではなく社内の経営企画部門への異動でリスキリングをスタートさせた。リスクを最小化しながらスキルを積む、という選択肢も重要だ。
2. 国のリスキリング補助金・制度——知らないと損する3つの制度
リスキリングには費用がかかる。スクール、資格試験、書籍……まとまった金額になることも多い。ただ、国はこの費用を支援する制度を複数用意している。知らないまま全額自己負担している人は、明らかに損をしている。
(1) 教育訓練給付金(一般・特定一般・専門実践)
厚生労働省が運営する制度で、雇用保険の被保険者(または被保険者だった人)が対象となる。
3種類の給付があり、補助率がそれぞれ異なる。
| 種別 | 対象 | 補助率 |
|---|---|---|
| 一般教育訓練給付金 | 幅広い講座 | 受講費用の20%(上限10万円) |
| 特定一般教育訓練給付金 | IT・介護など特定分野 | 受講費用の40%(上限20万円) |
| 専門実践教育訓練給付金 | 専門学校・大学院など | 受講費用の最大70%(上限年56万円) |
例えば、プログラミングスクールやデータサイエンス講座など、IT系の学習は「特定一般」や「専門実践」に該当するものが多い。受講前にハローワークで確認が必要だが、条件を満たせば数十万円単位で戻ってくることもある。
(2) 人材開発支援助成金(企業側の制度だが活用できる)
こちらは企業向けの助成金だが、従業員として活用を打診できる制度でもある。会社が従業員のスキルアップ研修を実施する際に、費用の一部が助成される仕組みだ。
大企業に勤めている場合、「この研修に補助金が使えますか」と人事や経営企画に確認してみることで、会社負担での学習機会が生まれる可能性がある。私自身、経営企画在籍時にこの制度を社内で活用した経験がある。
(3) 「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」(2023年〜)
2023年度から始まった比較的新しい制度で、在職中の社会人が対象となる点が特徴だ。転職前提のリスキリングを支援するという、これまでにない設計になっている。
キャリアコンサルティングと訓練受講がセットになっており、訓練費用の最大70%、キャリアコンサルティング費用の80%が支給される。転職を前提とした学び直しを国が後押しする制度として注目されている。
制度の詳細・最新情報は厚生労働省の公式サイトで確認することをすすめる。制度改正も多いため、申請前に必ずハローワークに相談するのが確実だ。
3. 私が実践した「小さなリスキリング×転職」サイクル
私のキャリアの歩みを整理すると、以下のようになる。
Step 1:営業職(新卒〜約3年)
大企業の法人営業担当。数字を作る力と、顧客との折衝スキルは身についたが、「この先どうするか」が見えなかった。
Step 2:社内異動で経営企画へ(約2年)
手を挙げて社内公募に応募し、経営企画部門へ異動。財務・会計の基礎をゼロから学び直した。ここで教育訓練給付金を活用し、簿記・ファイナンス系の講座を受講した。費用の20%が戻ってきたのは地味に助かった。
Step 3:転職で事業企画職へ(約3年)
経営企画の経験を武器に、より規模の小さい会社の事業企画ポジションに転職。「大企業の経営企画経験者」という希少性が評価され、年収が約100万円上がった。
Step 4:M&A・事業開発職へ転職(現在)
事業企画を経験する中でM&Aの知識が必要になり、財務モデリングとバリュエーションを独学・スクール受講で習得。この習得コストの一部を「特定一般教育訓練給付金」でカバーした。この転職で年収がさらに大きく上がった。
各ステップで「次のポジションに必要なスキルを先に習得する」という順序を意識していた。スキルなしで転職しようとしても評価されない。先にスキルを積んでから市場に出る、これが基本の動き方だ。
4. リスキリングで身につけるべきスキルの選び方
何を学ぶかは、転職の方向性と市場のニーズを掛け合わせて決める必要がある。「流行っているから」という理由だけでは失敗しやすい。
選び方の3つの軸
軸1:今のキャリアと「つながる」スキルを選ぶ
全く無関係のスキルを習得しても、転職時に評価されにくい。例えば営業職なら「CRMツールの活用スキル」「データ分析の基礎」など、今の仕事との接点があるものから始めると説得力が出る。
軸2:転職市場での需要が可視化されているスキルを選ぶ
求人票を見て、「このスキルを持っていると応募できる求人が増える」というものを選ぶ。Pythonによるデータ分析、SQLの基礎、ファイナンス知識、プロジェクトマネジメント資格(PMP・PMPなど)は、ホワイトカラー転職で汎用性が高い。
軸3:習得に要する時間・コストが現実的なスキルを選ぶ
働きながら学ぶ場合、週10〜20時間程度が現実的な学習時間だ。3〜6ヶ月で一定水準に達せるスキルを優先する。MBA取得などは長期投資として有効だが、まず短期で習得できるスキルで転職を試みるほうがスピードは速い。
大企業勤めの人に特に有効なスキル
大企業からの転職では「ガバナンス・管理体制の構築経験」「大規模プロジェクトの推進経験」は既に武器になりやすい。そこに以下のスキルを加えると、転職先の選択肢が広がる。
- 財務・会計スキル:事業計画、バジェット管理、投資評価
- データ分析スキル:SQL、Excel高度活用、BIツール
- プロジェクト管理スキル:PMP、アジャイル・スクラム関連
- IT・DX関連スキル:DX推進、ITパスポート〜応用情報
5. リスキリング後の転職活動——スキルをどう売り込むか
スキルを習得しても、転職活動でうまく伝えられなければ意味がない。採用担当者に「この人は使える」と思わせるための見せ方が重要だ。
ポートフォリオで「使えるスキル」を証明する
資格を持っているだけでは弱い。実際に何かに使った実績が重要だ。たとえデータ分析の初学者であっても、「社内の営業データをSQLで分析し、課題を特定してレポートにまとめた」という経験があれば、面接で話せる。
自分の業務の中で新しいスキルを試す機会を意識的に作り、その結果を残しておく。これが転職時の最大の武器になる。
職務経歴書でのスキル訴求
「リスキリング中」であることを隠す必要はない。むしろ「市場のニーズを先読みして、自主的に○○を習得した」という姿勢は評価される。学習中のスキルも、受講中の講座名・習熟度(基礎/応用レベル)を明記することで印象が良くなる。
転職エージェントの活用
リスキリング後の転職では、求人票だけでは「このポジションに自分のスキルが刺さるか」が判断しにくい。転職エージェントを使うと、求人票には書かれていない「実際に求められるスキルレベル」を事前に確認できる。
私はリクルートエージェントを使って転職活動を行い、非公開求人へのアクセスと、スキルの売り込み方へのアドバイスをもらえたことが大きかった。特に「大企業→スタートアップ・中堅企業」という転職は求人の見つけ方が難しく、エージェントの存在が効いた。
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6. まとめ:リスキリングは転職の「武器」になる
この記事で伝えたかったことを整理する。
リスキリングは目的ではなく手段だ。 「学んだ」という事実ではなく、「そのスキルで転職市場にどう打って出るか」までセットで考えることが重要だ。
私が実践してきたのは以下のサイクルだ。
- 次のポジションに必要なスキルを特定する
- 国の補助金制度を活用しながら、コストを抑えて習得する
- 習得したスキルを実務で試し、実績にする
- 転職エージェントを使って、スキルが評価されるポジションに移る
- 新しいポジションで次のスキルギャップを見つける → 繰り返す
一度に大きなことをしようとしなくていい。小さなリスキリングと小さな転職を積み重ねることで、気づいたときに大きなキャリアの移動が完成している。
大企業にいる人は特に、安定の中で「このままでいいのか」という焦りを感じやすいと思う。その焦りは正しい。市場は動いている。動き出すなら、補助金制度という「国のサポート」をうまく使い倒してほしい。
まずはエージェントと転職サイトの両方に登録して、自分の市場価値と求人の相場感を把握するところから始めよう。
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