経営企画への社内異動を断られた。そのとき私がとった「次の手」

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経営企画への社内異動を断られた。そのとき私がとった「次の手」

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断られたとき、正直かなり落ち込みました。

営業で残業150時間こなしながら、社内の研修で実績を作り、情報収集も徹底して準備してきた。それでも「今期は受け入れが難しい」と言われたとき、頭の中が真っ白になった記憶があります。

でも今思えば、あの「断られた経験」がなければ、その後のキャリアはまったく違う形になっていたと思います。年収650万から1100万のオファーに至るまでの道のりも、そこから始まっていたと言ってもいい。なお、これはあくまで私個人の実例です。転職による年収変化には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。

社内異動を断られた後に何をすべきか。私の実体験をもとに書きます。


社内異動を断られる理由は、あなたの実力とは別のところにある場合が多い

まず、これを最初に言っておきたいです。

断られた=あなたが評価されていない、ではないことが多い。

私が営業から経営企画への異動を打診したとき、最初のアプローチは受け入れてもらえませんでした。理由は「経営企画側の受け入れ枠がない」というものでした。実力ではなく、タイミングと枠の問題だった。

大企業の社内異動はそういうものです。あなたのスキルより「今期の部署の人員計画」「受け入れ側のマネージャーの意向」「同じタイミングで手を挙げている他の候補者の数」が大きく影響します。

だから、断られた直後に「自分には無理だったんだ」と結論づけるのは、少し早い。


私が最初の異動申請で学んだこと

営業時代、私がとった戦略は「社内研修での実績づくり」と「経営企画部門の人脈形成」でした。

社内公募制度への応募と並行して、経営企画の人に積極的に接触し、「自分がどう役立てるか」を具体的に伝えていました。定量的な分析や資料作成を買って出たこともあります。

最終的に異動が実現したのは、最初のアプローチから約1年後でした。

1年、長いですよね。正直、途中で何度も「もう転職してしまおう」と考えました。でも当時の私は「まず社内で結果を出したい」という気持ちが強かった。就活で第一志望に入れなかった悔しさが、まだ消えていなかったからだと思います。


断られた後に取れる選択肢は、3つある

社内異動を断られた後、とれる行動は大きく3つです。

再申請を狙って社内で準備し続ける
転職活動を並行して始める
一度立ち止まって、自分が本当に何をしたいかを整理する

この3つを、段階的に組み合わせていくのが現実的だと私は思っています。「どれか一つ」に絞る必要はないし、むしろ絞るほうがリスクが高い。


再申請を狙うなら、「タイミング」と「可視化」を変える

もう一度社内異動を目指すなら、変えるべきは努力量よりも「見せ方」と「タイミング」です。

私がやり直したこと、具体的に言うと3つあります。

一つ目は、異動希望を「毎年の目標面談で必ず明文化する」こと。口頭で伝えているだけでは、上司の記憶から消えます。書面として残る形で意思を示し続けることが重要でした。

二つ目は、「経営企画的な仕事を現職でやる」こと。営業数字の分析レポートを自発的に作って部内で共有したり、売上予測のモデルを自前で組んだり。本来の業務外のことを、評価される形でやり続けました。これが異動後に「あいつ使えるな」と思われる布石になります。

三つ目は、「受け入れ側の部署のニーズを把握する」こと。人事に「次の公募はいつか」と聞くのは当然として、経営企画側の人間と定期的に情報交換し、「どんなスキルが今求められているか」を先回りして把握していました。


でも正直に言うと、社内だけで戦い続けることには限界がある

これは私の実感です。

社内異動を狙い続けることは、消耗します。特に大企業では、ポジションの空きが出るタイミングが読めず、評価も不透明なことが多い。「次こそ」と思って1年待ち、また断られ、を繰り返すうちに、気づいたら30代半ばになっていた、という話は珍しくありません。

私も社内で経営企画に移った後、別の経営管理部門に異動させられ、そこで「意味を感じられない調整業務」と「外部からの批判」が積み重なって、最終的にメンタルダウン・休職を経験しました。

あのとき、もっと早く「転職」という選択肢を現実として考えていれば、もう少し違う経路を辿れたかもしれない。そう今でも思います。


転職活動を「保険」として並行させることを、私は強くすすめたい

誤解しないでほしいのですが、「すぐ転職しろ」と言いたいわけではないです。

ただ、転職活動を「社内異動が無理になったときの逃げ道」ではなく、「今から同時進行で動くもの」として考えてほしい。

なぜかというと、転職市場での自分の価値を知るだけで、社内での自分の立ち位置が客観的に見えるようになるからです。

私が休職後に転職活動を始めたとき、複数のエージェントに登録して書類を出してみたら、私の場合は通過率が高く驚きました。「大企業で経営企画・経営管理を経験している人材」は、外から見るとかなり希少だったんです。社内では「異動させてもらえない人間」だったのに。

この体験は、正直かなり衝撃でした。自分の市場価値を社内の評価だけで判断していたことに気づかされた。

※ただし、書類通過率や市場評価は個人のスキル・経験・タイミング等によって大きく異なります。私の体験はあくまで個人の事例です。


エージェント選びの話を少しだけ

転職活動を始めるなら、複数のエージェントに並行登録することをすすめます。私も4〜5社に同時登録しました。

エージェントによって持っている案件が違うので、1社だけでは見えない求人がある。担当者の当たり外れもあるので、複数登録しておくことでリスクを分散できます。

私が実際に経験した中で使い勝手がよかったのは、以下のような組み合わせです。

エージェント名 特徴 向いている人
リクルートエージェント 求人数が豊富で幅広い業界を網羅 まず選択肢の全体像を把握したい人
doda キャリアアドバイザーと求人紹介が一体型 丁寧なサポートを受けたい人
JACリクルートメント ミドル〜シニア層・管理職求人に強み 経営企画・事業企画などの専門職志向の人
ビズリーチ スカウト型。年収600万以上の層向けの求人が多い 受け身でも市場価値を確かめたい人

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一点、正直に言っておくと、エージェントは万能ではありません。担当者によって質のばらつきがありますし、あなたのキャリアと案件がマッチしなければ紹介数も少なくなります。合わないと感じたら、担当を変えてもらうか、別のエージェントに移ることを迷わずにしてください。


「業界を変えずに職種を変える」という戦略が、私には効いた

経営企画・事業企画への転職を考えるとき、私が選んだのは「業界は変えず、職種を変える」という方向でした。

なぜかというと、業界知識は持ち運べる武器だからです。まったく知らない業界で経営企画を目指すより、自分が詳しい業界の事業企画や経営管理ポジションを狙う方が書類も通りやすく、面接でも具体的な話ができます。

2社目に転職したとき、私は大企業時代に培った定量分析のスキルをそのまま使いながら、プロダクトを2年で10倍成長させることができました。ゼロから積み上げたスキルではなく、営業・経営企画時代に身についたものを「別の場所で使っただけ」という感覚に近かった。

経営企画への社内異動が断られたあなたに伝えたいのは、「経営企画経験」がなくても、経営企画に近い仕事は転職市場でできる場合があるということです。


転職が怖い人へ

年収が下がるかもしれない、人間関係をゼロから作り直すのが不安、出世できるか分からない。

私も全部怖かったです。

でも私の場合、最初の転職で年収は750万→900万になりました。これは私個人の体験であり、転職による年収変化には個人差があります。ただ、「経営企画系のキャリアで大企業から転職する」場合、私の実感として年収が下がるケースは思ったより少ない印象でした。成長フェーズの会社や高年収の業界を選ぶことで、社内で評価を待ち続けるより早く年収がアップするケースもあるようです。

人間関係については、正直リセットは避けられない。でも、自分が活躍できる環境に移れば、関係を作り直す苦労より「仕事が面白い」という感覚が上回ることも、私は経験しています。


今すぐできることから始めてほしい

社内異動を断られた直後は、気持ちが沈むと思います。正直、私もそうでした。

でも動き始めることが、停滞を打破する有効な手段のひとつだと今は思っています。

再申請に向けた準備をするにしても、転職活動を始めるにしても、まず自分の現在地を把握することから始まります。

転職エージェントへの登録は無料ですし、登録したからといって必ず転職しなければいけないわけでもない。「今の自分に市場でどんな求人があるか」を確かめるだけでも、視野が広がることがあります。

まず無料登録だけでも試してみてください。社内異動に固執し続けるより広い選択肢が見えてくることがあります。

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社内異動が断られることは、キャリアの終わりではないです。

私は残業150時間の営業時代も、メンタルダウンで休職した時期も、「もうダメかもしれない」と思いながら、それでも少しずつ動き続けた。結果として、今は投資・新規事業に関わる仕事に携わり、年収も社会人1年目から大きく変わりました。

「このまま社内で待ち続けていいのか」という問いへの答えは、あなた自身が出すものです。ただ、選択肢は一つじゃない。それだけは、同じ経験をした立場から伝えさせてください。

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